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2002年 02月 01日 2月1日(金)更新
寒くなりました。今日からは冬山用の下着を着け、何年か前の韓国公演の折,手に入れたムートンのコートを羽織っています。2月半ばになると、これに手袋が加わります。アツソーとお思いでしょうが寒がりですし、ひとり芝居の旅は出演者に代わりはいませんので絶対に風邪はご法度なんです。
 ご無沙汰しました。旅日記です。
# by kyorakuza | 2002-02-01 00:00
2002年 01月 26日 1月26日(土) 
熊本県山鹿市の八千代座で開かれた写真家永石秀彦氏による「芝居小屋 八千代座」(海鳥社刊)の出版記念会に出席。この本についてはこのホームページのエトセトラにも載っているので覗いてください。いい出来です。永石氏は僕のひとり芝居説経節3部作のポスターやチラシ、パンフレットの写真も撮っています。出版記念会が終わって、八千代座桟敷会の人たちとゴールデンウィークにここで上演する「をぐり考」に向けた打ち合わせ。花道はもちろん、上手の仮花道も使いたいのです。できれば生演奏で…と、ここの舞台を見ているといろいろ欲が出てきます。八千代座は明治43年に建てられた国の重要文化財です。
 僕がこの八千代座をはじめて訪れたのは16年前のことでした。こまつ座の「日本人のへそ」の旅公演の折、山鹿に古い芝居小屋があると言う話を聞きつけ、空き日を利用してたずねたのです。でも、その頃の八千代座は、廃屋同然でした。天井は破れ、舞台の板はガタガタ、客席は廃材置き場、楽屋は荒れ放題。でも、その空間にはもう死ぬ間際だけれど、そこに息づいた役者や観客のどよめき、汗、涙がたしかに存在していました。案内してくれたのは元新聞記者の幸平和さん。新聞社を定年退職してこの芝居小屋の復興運動をはじめたとの事でした。小一時間ほど見てまわって僕は「もしもここが復興したなら、ぜひ立たせてくださいね」と言って僕は幸さんと別れました。
 僕がひとり芝居の旅をはじめたのは、その翌年の1986年でした。
 八千代座をはじめて訪れてから10年後の1995年、僕のひとり芝居「しのだづま考」がここではじめて上演されました。その10年のうちに八千代座復興運動は実を結び、国の重要文化財として指定され、今では街のシンボルです。「しのだづま考」上演のためにはじめての楽屋入りをした時、10年前に案内をしてくださった幸さんが、もうずいぶんお年を召していらっしゃいましたが「よう来た、よう来た」と言って、楽屋見舞いに駆けつけていらっしゃいました。
 翌年の96年には「しのだづま考」をNHK芸術劇場で収録することとなり、NHKスタッフの方から会場をどこにするかとの打診がありました。僕はここぞとばかり「八千代座にしましょう。」と応えていました。
 2度目の八千代座公演を終えたその年の秋から、八千代座は重要文化財としての調査のため、解体されました。そして、2001年の春、片岡仁左衛門の柿落としで復活。重要文化財ですから元のままの復元なのですが、でも保存するだけでなく、21世紀にも現役の劇場として活躍するために、照明,音響、舞台環境さまざまに目に見えぬ工夫がなされています。明治時代の文化財ですが、舞台の天井は太い鉄骨の梁で補強されていますし,桟敷には床暖房が施されています。客席天井にはシャンデリアが輝いています。芝居小屋の前には、夢小蔵という資料館もあって、ここのお姉さんたちは皆さん愛嬌があって、お客さんの質問にいつも丁寧に応えてくれます。また、芝居小屋復活とともにその周りには素敵な観光資料館や店舗がそろい始めました。小物類、八千代座見物記念には「若旦那」がいちおしです。
 また、この八千代座の板が踏めるのです。リキがはいります。ゴールデンウィークに「をぐり考」上演いたします。ぜひぜひお運びください。山鹿は温泉街でもあります。山鹿市観光課の回し者みたいですけど、宿はお早めにご予約ください。
# by kyorakuza | 2002-01-26 00:00
2002年 01月 24日 1月24日(木) 
熊本県立劇場の館長川本雄三さんを訪ねました。演劇界でも中心的な評論家です。以前「しのだづま考」「山椒大夫考」の劇評を書いていただいたんですが、いつも電話でばかり。ゆっくりお目にかかるのは初めてでした。帰りに熊本の銘酒をお土産にいただきました。白髪長身の紳士でした。
 夕方は「ピアノのはなし」の舞台となった佐賀県鳥栖市をたずねて、映画「月光の夏」の上映運動の中心的活動をされた斎藤美代子さんに取材。「ピアノのはなし」は僕の脚本なので、勉強勉強!
# by kyorakuza | 2002-01-24 00:00
2002年 01月 22日 1月22日(火) 
明治大学校友会福岡支部総会で講演。演劇の世界に入ったころのことや、師匠の小沢昭一さんの事、ひとり芝居の楽屋話など。宴会前の皆さんは早く乾杯をしたいという顔です。30分ほどで自己紹介を兼ねる。
# by kyorakuza | 2002-01-22 00:00
2002年 01月 20日 1月20日(日) 
福岡市天神の岩田屋コミュニティカレッジで毎月1回の演劇講座。
高校生から50代までの男女。15名ほど。俳優志望からちょっと演劇を経験してみたいと言う人までさまざま。昨年の10月から始まったので、皆さんそろそろ心も体もほぐれてきました。3月には近郊の文化会館のホールを借りて発表会。
 天神センタービル14階のリハーサル室は博多湾が一望できて、お稽古も弾みます。
# by kyorakuza | 2002-01-20 00:00
2002年 01月 19日 1月19日(土)
福岡県柳川市の杉森女子高校で講演。テーマは人権。演題は『芸能人ってナーニ」。
女子高です。これだけで興奮します。 はじめに、「芸能人と聞いて思い浮かべる名前をあげてくださーい」と質問して、白板に芸能人の名前を次々に書いて行ったんですが、僕は1/3くらいしか判りませんでした。タモリやサンマやタケシこれは判ります。キヨシ…キヨシって西川きよしかと思ったら氷川きよしなんですねぇ今は。なにしろ福岡の彼の出身高校ではあの「やだねったらやだね」でデビューするや芸能課が設立されたんです。
 またこのとき女子高生たちがあげた芸能人にはお正月番組の「大食い競争」の優勝者もいました。これって芸能人ですかねぇ。サッチーも芸能人ですか。小泉さんも芸能人ですか?あの人たちは有名人でしょう。だって芸能で飯食ってるわけじゃないから。イチローは?野球を玉打ち芸と思えば芸能人です。貴乃花は?ウーン…相撲はスポーツと言うより芸能です。もともとは素舞いという神事だったようで、ひとりで神様と対戦していたと言います。そして、必ず人間が負けるんです。そして「神様負けました。アンタはエライ」といってヨイショして、今年もお米がたくさん取れますように、幸せに暮らしていけますようにという神事。二人相撲はその後の余興として発展したようです。
 ナンテ話から、芸能と差別の歴史などを講演。でも、女子高生のあげた芸能人の名前はすべてテレビに出てくる芸能人でした。彼女たちにとって芸能界と言うのはあの四角い箱の中にのみ存在しているようです。
 日本の芸能の原点、天照大神が天岩戸に隠れたとき、その岩戸の前でアメノウズメノミコトという女の神様が踊り狂い、踊っているうちにオッパイもアソコも丸見えになって、八百万の神様がワーワー騒いで喜んだ。つまり日本の芸能の始まりはストリップです。と言う話をしていたら女の子達は目をキラキラさせながら聞いていましたが、女子高でこんな話をして良かったかなぁ。
# by kyorakuza | 2002-01-19 00:00
2002年 01月 14日 14日(月、祝)
朝6時50分の特急で名古屋へ出て、多治見へ。
 岐阜県多治見市は、名古屋から急行で40分。この日は多治見市文化会館の主催でぼくの演劇講座が開かれました。予定より早く会館に着くと、そこは市の主催の成人式の会場でした。このところ荒れる成人式がはやっていると聞いていたもので、ワクワクしながら会場に潜入。市民会館の中ではちょうど成人した若者の小学校から中学までの記念写真のスライド上映をやってました。客席は各校区ごとに分けられている様子で、自分たちの卒業写真や修学旅行の写真が出てくるとそこここから歓声が沸いたり拍手が起きたりしていました。スライド上映はなにしろ暗がりですから、なるべく晴れ着姿の女の子達のそばに座ったのですが、どうみてもアヤシイ男としかうつらなかったでしょう。そそくさと引き上げた。
 でも、女のこの晴れ着はいい。それにひきかえ男の紋付袴姿はどうしてあんなにだらしなく着てるんだろう。地べたに座り込んでタバコふかすなよ。
 また成人式に親が付いてくるの?あれじゃ七五三です
 お昼過ぎから文化会館のリハーサル室でワークショップ開始。
 小学生から60代の方まで20名ほど。
 体をほぐすところから始まって、マット運動。ゲーム、朗読やコントなどをやりながら「遊び」を経験してもらいました。演劇ってプレイです。約4時間。
 多治見では2月9日、『しのだづま考』を上演します。
# by kyorakuza | 2002-01-14 00:00
2002年 01月 13日 13日
3月にオープンする福井新聞社新社屋大ホール柿落とし公演の打ち合わせのため福井市に参りました。ここでは「ピアノのはなし」を上演します。福井は雪の中かと思っていたら、雪の季節はこれからとか。夕方まで打ち合わせをして,翌日の多治見ワークショップのため特急に乗り込んだまではよかったんですが、武生あたりで突然気づきました。新聞社の打ち合わせ室で携帯電話の充電が切れたのでコンセントにつないだまま出てきてしまったのです。昨年夏、能登演劇堂ワークショップの折、携帯電話をなくして、大変な目にあったもので、特急を飛び降りて福井へUターン。新聞社の方へ℡して駅に届けてもらい一安心。さて、また特急に乗ろうとしたけど名古屋までの特急は終わっていて今日はアウト。結局福井へ一泊。
# by kyorakuza | 2002-01-13 00:00
2002年 01月 08日 更新
あけましておめでとうございます。
と言っても、もう松の内も過ぎてそろそろ今年も動き始めたと言うところでしょうか。
今年の初仕事は、先日この欄でご報告していましたように、1月6日日比谷公会堂での都民芸術フェスティバル新春スペシャルの司会でした。久しぶりに膝が震えました。なにしろ通しの舞台稽古もなく、前日はアアシテコウシテという打ち合わせ、ほとんどブッツケ本番でした。でもありがたいことに満席。出演者の顔ぶれがすごい。幕開きは宝生流宗家(でも急病のため急遽出演者交代)による『高砂』。お次が三遊亭円歌師匠。出の前に舞台袖で「今日のお題は何ですか」と聞いたら「わからねぇ、くだらねえことしゃべるんだ」。
 でもねぇこの落語がすごかった。終始客席はうけっぱなし。爆笑の渦と言うのはこのことをいうのかとあらためて尊敬。
 つぎは人間国宝の新内仲三郎さん、「さん」というくらい国宝らしくない人。新内って生で聞くのは初めてだったけど縞の着流しに吉原かぶり、これが粋なんですねぇ。
そして、坂東三津五郎さんの『越後獅子』、きれいうまいまいった。これが1部。
 第2部は、オーケストラでモーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』よりアリアの数々。ソプラノの砂川涼子さんきれい。東京少年少女合唱隊の合唱。
 第3部は、民謡歌手の由岐ひろみさん。きれい。小笠原の民謡3曲だったけど、声が澄み切っていてこれも流石だった。CDも出てるから買ってください。お次が江戸里神楽・松本源之助社中。
 実は私、研究生のころこの師匠のお宅にうかがって獅子舞やおかめひょっとこを習っていたんです。源之助師匠と久々にお会いしました。そして、太神楽曲芸協会。日本的なジャグリングや傘の上での枡回しなどなど…。お次の支度のできるまでちょっと飛び入りで私も紙風船での傘回しをやらせていただきました。
 トリは都立白鴎高校和太鼓部の演奏。全国高校文化祭郷土芸能部門で5年連続東京代表ですって。この演奏も若若しくってグッドでした。
 というわけで、これだけの芸能の司会をやって、クタクタです。でも、舞台袖から見ていてとても面白かった。いい経験でした。テレビに入りきれない芸能というものが、やっぱり面白いもんだなと再発見した一日でした。
 寒くなってきました。今日は制作の朝田クンがどうも、風邪気味で早く引き上げました。
そろそろぼくも帰りましょう。
 また、このコーナーのぞいてみてください。
 今年もどうぞよろしく。
# by kyorakuza | 2002-01-08 00:00